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ネットワークした登録建築士と協働し、 古河市の高齢者向けマンションを 「ゴルファーズ・マンション」に再生

ネットワークした登録建築士と協働し、 古河市の高齢者向けマンションを 「ゴルファーズ・マンション」に再生

GOLF LiViNG KOGA

「クライアントの価値創造への貢献」「クリエイターの生涯価値の向上」を事業コンセプトとする、クリーク・アンド・リバー社(C&R社)。そのコンセプトを体現する活動の一つとして、建築プロデュース事業を展開している。同社に登録した設計事務所、建築士などと建築プロジェクトの的確なマッチングを図り、双方の価値を最大限高めるという取り組みである。

その第1号案件として、2015年10月、日本初ともいえる〝ゴルファーズ・マンション〞「G O L FLiViNG KOGA」(茨城県古河市)が完成。本物件のプランニング、設計を担当した建築士の細村研一氏と須貝重義氏、C&R社建築事業部ディビジョン・マネジャーの日高浩一氏に、完成までのプロセス、その意義や成果を聞いた。

ネットワークした登録建築士と協働し、 古河市の高齢者向けマンションを 「ゴルファーズ・マンション」に再生

建築士とオーナーの双方に大きな意義をもたらすマッチング

日高 最初に現地を見学した時、細村さんはどう思われましたか。

細村 共用スペースの広さを見て、自分が幼少の頃に暮らしていた共同住宅を思い出しました。そこではちょっとした広場で住人同士がよく井戸端会議をしていて活気がありました。ここもそんなふうにしたいなあ、と。そのためには、やはり共用スペースをどう有効活用するかがカギです。一方、各部屋はきれいで手を加えなくても済みそうでしたから、共用スペースに予算を集中的に投下してリノベーションすることとしました。そうして須貝君とアイデアをすり合わせながら、立地的にも物件的にも、ベストなプランが出来上がったと思っています。

須貝 まずロビー部分をゴルフ愛好者が集うラウンジにしました。大型テレビでゴルフ専門チャンネルが見放題、ゴルフ雑誌も並べて楽しめるように。天井が高く床が低い厨房は、そこならドライバーが振り回せると(笑)、シミュレーターを置くスペースにしました。広い廊下にはアンジュレーションのある数種類のパター練習場やアプローチ練習場、屋外にはバンカー練習場も設けています。もちろん、キャディバッグロッカーも完備。さらに、1階の7部屋の庭には各戸専用の〝練習ゲージ〞を設置しました。

細村 この〝練習ゲージ〞には、庭の草むしりも各住人にやってもらい、オーナーの手間を少しでも軽減化するという狙いも込めているんですよ(笑)。

ゴルフ/本文挿入画像2

日高 今回、3組の建築士にプレゼンしていただき、オーナーと管理会社によって細村さん、須貝さんのプランが選ばれたわけですが、決め手となったのは収益可能性だけではなく、管理負担が軽くなる点も評価。シミュレーターも手間はかからないですし、「共用スペースは、趣味を同じくする住人がきれいに使ってくれる」という話にも説得力がありました。他社の2案にも可能性を感じましたが、完成後の運営面に少し難しさがありました。

須貝 ゴルフ、というアイデアに目を丸くされていましたね(笑)。

日高 オーナーはゴルフをされないそうですが、保育園も経営されていて、園児たちにパターゴルフをさせるなどして親しみはあったようです。本物件は15年11月に新装オープンし、徐々に入居者が決まり始めています。中には、引っ越したばかりのマンションから、ここに移ってきたゴルフ好きの50代女性も。また、ゴルフ雑誌や新聞、ネットのニュースサイト、テレビ番組の『王様のブランチ』などにも取り上げてもらい注目を集めつつあります。お二人は、改めてこの試みをどう評価されていますか?

細村 我々のような数人の小さな事務所は、なかなか効率的な営業ができないので、自分たちの特性を理解して、設計案件を持ってきてくれるC&R社さんには本当に助けられています。

須貝 リーシングに苦労している地方のオーナーや管理会社と、発信力の弱い小規模の建築士をこうしてマッチングする取り組みは、双方に大きな意義をもたらしていると思います。また、C&R社さんのメディア発信力も、オーナーや我々にとって大きな力になると思います。

 

 

撮影:建築写真家 田岡信樹

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PROFILE


細村研一

1979年、工学院大学建築学科卒業後、天野建築設計事務所入社。

87年、空間研究所(代表 隈研吾)設立と同時に入社。

9 0 年、隈研吾建築都市設計事務所設立と同時に移籍。

2004年、有限会社スタジオ・エイチ・プラス設立。

一級建築士。

須貝 重義

1997年、東洋大学工学部建築学科卒業後、英国ブライトン大学建築デザイン学科、同大学同コースディプロマで学ぶ。

帰国後、隈研吾建築都市設計事務所、ブルースタジオ、スタジオ・エイチ・プラスなどを経て、

2009年、株式会社シグアーキデザイン設立。

一級建築士。

物件概要 クリエイティブ レジデンスシリーズ No.07

物件名/GOLF LiViNG KOGA
所在地/茨城県古河市旭町2-9-4
構造/鉄骨構造地上2階建て(居室20室)
敷地面積/2195.39㎡
延床面積/1546.37㎡
建築年/2002年4月
リノベーション完了/2015年10月

 

企画/株式会社クリーク・アンド・リバー社 株式会社オクスト
設計/有限会社スタジオ・エイチ・プラス 株式会社シグアーキデザイン
撮影/建築写真家 田岡信樹

物件に関するお問合せ先:

クリーク・アンド・リバー社 建築事業部

TEL /0800-170-0091(フリーコール)

MAIL / info@arc-agency.jp

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