決まったルールを鵜呑みにせず、規範の〝閾値(いきち) 〟を探り、攻め続ける。
津川恵理
身体表現への興味から建築の道へ。
建物の設計に留まらず、公共空間やアートまで横断し、〝規範”の境界線を探る建築家・津川恵理。彼女が見つめる「身体の公共化」と、社会を自由にする建築の可能性とは。
【建築家の手】運命を手繰り寄せ、建築家として作り続ける。
「個人の身体をいかに公共化するか」。その思いは、身体表現者を目指した頃も、建築家として生きる今も、津川さんの人生を貫くテーマになっている。そのために、自らの運命をその手で切り開いてきた。
「自分で答えを世の中に提示できる職業」として建築の道を選んだこと。建築の仕事を始めてすぐに、20代で人生の舵を自らの手で切ることを決意し、ニューヨークへと渡ったこと。そして、”予想外”の出来事がきっかけで帰国し、建築家として躍動する日々。
偶然のようで、それらは全て自らの力で手繰り寄せたもの。津川さんはその手で、今日も人と社会をつなぐ建築を作り続けている。そしてこれからも、新たなチャレンジへと手を伸ばし、人として、建築家としての幅を広げながら、次世代に向けて新しい建築の可能性を切り拓き、未来への扉を開いていくのだろう。
- 津川恵理
Eri Tsugawa ALTEMY代表。兵庫県神戸生まれ。
京都工芸繊維大学卒業。
早稲田大学創造理工学術院修了。
2015~2018年組織設計事務所に勤務。
2018~2019年Diller Scofidio + Renfro (NY)に
文化庁新進芸術家海外研修生として勤務。
2019年ALTEMY設立。
東京藝術大学教育研究助手を経て、
現在、東京理科大学、法政大学、
東京電機大学院、日本女子大学にて非常勤講師。