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転職活動を通して将来のビジョンがより鮮明に。建築業界に対する視野も広がり、自身の成長にもつながった。

転職活動を通して将来のビジョンがより鮮明に。建築業界に対する視野も広がり、自身の成長にもつながった。

Bさん20代男性(不動産ディベロッパーへ転職)

希望の転職を叶え、新天地で活躍中の社員を紹介する本シリーズ。第4回は大手リフォームメーカーから不動産ディベロッパーへ転職。資格取得を機に自分のスキルを最大限に活かすべく、思い切って新たなフィールドを切り開いたBさんにお話を伺いました。

転職活動を通して将来のビジョンがより鮮明に。建築業界に対する視野も広がり、自身の成長にもつながった。

PROFILE

Bさん 20代 男性

大学の理工学部建築学科を卒業後、大手リフォームメーカーに入社し6年間勤務。

クリーク・アンド・リバー社の紹介で2019年、現職の不動産ディベロッパーへ転職

手にしたスキルとその将来性を考慮し、 一念発起で新たなフィールドを開拓

働き方やその価値観が多様化している昨今、暮らしに対する意識の変化と同様にフォーカスが当てられているのが「キャリアの最適化」だ。自らが持つスキルや将来のビジョンに合わせて働くフィールドを自在に変化させることも、現代を生きる者にとっての必要不可欠な能力として広く認知されるようになってきた。

大手リフォームメーカーに勤務していたBさんも、クリーク・アンド・リバー社とともにその最適化を実現し、新たなキャリアパスを描き始めた一人だ。

「祖父が大工をしていた影響で、幼い頃から建築やリフォーム関係のテレビ番組をよく観ていました。今にして思えば、建築関係の仕事を志したのは自然な成り行きだったと思います。大学を卒業後は大手のリフォームメーカーに入社しました。ハウスメーカーとの二つの軸で就職先を探していたのですが、当時は『建てることよりも活かす時代になる』ということをいろんな所で耳にしていたので、自然とリフォームに気持ちが傾いてきましたね。また、そのメーカーが築100年以上の旧家のリフォームを手掛けていたことも、自分にとっては大きな決め手になりました。」

そんなBさんも「今の会社は自分にとって最適なフィールドか?」と、順調にキャリアを重ねつつも自分自身に問いかけるようになっていたという。

「営業設計職という形で入社したのですが、ひとりひとりに予算もついていたため実際の実務は営業寄りでした。もう少し設計寄りの建築技術的な仕事をしたいと思うようになっていきました。それと同時に就職活動時に憧れていた旧家の案件も自分の配属先にはなく、手掛ける案件はクロスの張り替えやトイレの改装などばかり。当初に思い描いていたものとの違いは非常に大きかったですね」

勤務して6年。Bさんに大きな転機が訪れ、ついに転職を決意する。初めての転職活動となるBさんがまず最初に向かったのは、他の大手転職エージェントだった。

「一級建築士の資格を取得したことが大きなきっかけになりました。この資格を取得してできることの可能性と、今している仕事の可能性に大きなギャップを感じてしまったんです。それで、もっといろんなことに挑戦したいという気持ちが抑えられなくなり、転職を決意しました。

まずは、友人の紹介で大手の転職エージェントに登録しました。しかし、欲しい情報はまったく得られませんでした。提供される情報は、簡単にいうとネットで探せば見つかるレベル。実際に相談にも足を運びましたが、業界のマップみたいなものを広げて、指差しで『あなたが転職できる業界はこの辺りです』みたいな感じ。まるで消去法で選んでいるような気持ちになりましたね。その後も、いろいろ検索しながら転職先を探している中で知ったのが、クリーク・アンド・リバー社でした」

そして、次なる活躍の場を求めてのフィールド探しが、クリーク・アンド・リバー社によって仕切り直された。実は当初、Bさんの頭にあったのは「いろいろ挑戦ができ、成長できる環境」ということくらい。文字通り、暗中模索するような状態でのスタートだったが、いざフタを開けてみると発見と驚きの連続だったという。

「最初にいろんなジャンルの仕事を紹介していただきました。そこでまず驚いたのが、建築士の仕事が非常に多岐にわたるということでした。就職してからは一つの会社でがむしゃらに働いてきた分、同じ建築業界に身を置いていながらも、外の世界は本当に何も知らない状態でした。転職活動をすることで、建築の世界に対して知見を深めるいい機会にもなりました。

また、紹介された会社をいろいろと見ていくうちに、意外と収入に重きを置いていることに気づいたんです。実はちょうど結婚を控えていたこともあって、潜在的に気にかけていたんだと思います。それ以外にも、話が進んでいくたびに自分のインサイドが浮き彫りになっていくので、病院で問診を受けているみたいでした(笑)。そういう意味では自分自身を見つめ直すきっかけにもなりましたね」

転職を機にライフスタイルも大きく変化。充実の日々を送る。

諸条件を踏まえて吟味していった結果、転職先を不動産ディベロッパーに定めることに。ほどなくして、見事に意中の会社への採用を勝ち取った。

「まさか自分が不動産ディベロッパーを選択するとは思ってもみなかったので、そういう活躍の場があるということを教えてくださったことこそが一番の発見でした。方向性が決まってからは転職の相談というよりも、さながら『企業研究』という形で話を進めていってもらいました(笑)。各企業の担当者さんから情報をいただいたり、面接のスケジュール管理から立会いまでしていただいたので、非常に心強かったです。また、転職先を吟味していく中で一級建築士という資格の可能性を新たに知ることができました。それによって、さらに先の自分を想像できるようにもなりました。この転職活動の期間を通じて、大きく成長することを実感できましたね」

内定が決まり、昨年の12月25日に入籍。仕事もプライベートも新しい生活が幕を開けた。転職して3ヶ月。何もかもが新しい環境の中、自身のライフスタイルも大きく変化した。

友人と公園にお花見に。前職ではできなかったことが、今では当たり前のようにできるようになった。

 

「今の会社を選んだ一番の決め手は会社自体に勢いがあること。実際に身を置くことでより実感することができます。働き始めて3ヶ月、まだまだ初めてのことばかりなので毎日が刺激の連続です。最近は、ようやくサブについて動けるような物件も出てきたので、日々楽しくやりがいを持って仕事に取り組むことができています。

プライベートも大きく変わりました。特に休日が火曜、水曜から土日に変わったことが一番の変化。エンドユーザー様とやりとりをしていた前職では、休みの日でもひっきりなしに電話がなることがあり、オフにも関わらず神経をすり減らすことも多々ありました。今は休日に安心して休める幸せをしみじみと感じています(笑)。また、友人と休みを合わせられるようになったことも大きいですね。心身ともにしっかりと休めることができるので、常にモチベーションの高い状態で仕事に臨めむことができています。月並みですが、いずれ子供が生まれると思うんですが、どこか街を散歩した時に『このお家パパが作ったんだよ』って言いたいですね(笑)」

そして、Bさんとクリーク・アンド・リバー社の担当者との関係は、転職が決まってからも続いている。今後も、公私ともども良好な関係が続いていきそうだ。

「共通の趣味がサッカーで、今でもフットサルやスポーツバーでサッカー観戦など、今でもご一緒させてもらってます。まだまだ仕事の面で勉強すべきことが山積みなので、法改正とか業界のトピック的なこととか、これからも情報交換していければと思っています。そして、また次のステップを考える時がきたら、また相談させていただければと思っています」

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