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歴史と地域に学ぶ設計姿勢を貫き95年。常にベストな解決をクライアントに約束

歴史と地域に学ぶ設計姿勢を貫き95年。常にベストな解決をクライアントに約束

安井建築設計事務所 東京事務所 設計部

新たな時代を見据え、弛まぬ探求を継続

BIM活用により、ストックマネジメントという発想も生まれた。

「我々は設計監理以外の業務へのかかわりが希薄だったかもしれません。しかし、少子高齢化が進む今、建築のストックは増え続けます。建てて終わりの時代から、ストックマネジメントを重要視する時代になっているのです」

今後、建築業務だけを行う設計事務所が淘汰されることも予想される。同社は、次代の循環型社会を見据え、建物のライフサイクル全体をコンサルティングする事業体となることを目指しているのだ。

「設計監理は、長く続く建物のライフサイクルの入り口業務にすぎません。設計に加えてプロパティストックマネジメント業務を行うことにより、将来必ず行われる大改修や建て替えなどをトータルに引き受けることができます。数年前から設計監理を超えたコンサルティング業務の確立を進めています」

また、同社は環境に配慮した設計にも積極的に取り組んでいる。佐賀県鳥栖市に建設した久光製薬ミュージアムでは、建物の運用段階でエネルギー消費量を概ねゼロとする「ZEB(NetZero Energy Building)」を取得。環境への取り組みをまとめる環境室をはじめ、意匠・構造・設備の各部署がコラボレーションした案件だ。

「当社では環境融合デザインと呼んでいます。特に公共施設は環境配慮型の建物を求めていますし、多くの企業も、環境配慮や社会貢献を企業価値や利益につなげる経営戦略を重視しています」

伝統をつなぎ、革新的な技術を積み上げることで確固とした基盤を築く。そして到来する新たな時代を見据え、弛まぬ探求を続ける姿勢が、さらなる信頼感の醸成につながっていく。
クライアントが常に新しい価値を希求するのは当然です。我々は、どんな時代となっても、それらのご要望にしっかり対応できる建築設計事務所として姿を変えながら、今後も成長し続けていきたいと思っています」

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PROFILE

<h6>専務執行役員 東京事務所長</h6>村松弘治

専務執行役員 東京事務所長
村松弘治

むらまつ・こうじ

1982年、武蔵工業大学(現東京都市大学)工学部建築学科卒業。
88年、安井建築設計事務所入社。
2006年、東京事務所設計部長。
11年、執行役員東京事務所副所長設計部門総括。
14年、常務執行役員東京事務所長。
19年より現職。

代表作品に、有明パークビル・東京ベイ有明ワシントンホテル、
サントリー東京新社屋、北本市庁舎などがある。一級建築士

株式会社安井建築設計事務所

東京事務所/東京都千代田区平河町1-3-14
https://www.yasui-archi.co.jp/
1924年創業。東京国立博物館平成館など文化施設をはじめ、庁舎、スタジアムなど、広範にわたる設計に携わる。「意匠設計用BIMテンプレート」を発行するなど、BIMの普及にも貢献している。

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