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建築家には基本自由に設計してもらう。ただし、経営視点でシビアにチェック

建築家には基本自由に設計してもらう。ただし、経営視点でシビアにチェック

株式会社ノバレーゼ 代表取締役社長 浅田剛治

「ここでやりたい」と思える結婚式場を

浅田剛治社長が、父親の経営していた結婚専門式場を辞め、同社を設立したのは2000年のことだ。
「父の会社に入り、現場に足を運ぶうちにわかったのは、言葉は悪いのですけど、業界の人たちの考え方が古く、固定化されていること。だから、どこのホテル、専門式場に行っても、代わり映えしないのです。なんとかならないものかと考えている時に、知人の紹介で式場の設計を提案してくれる方にお会いしました。アイデアを見るとすごく斬新で、いい意味で結婚式場らしくない。つくってみたら、交通の便はイマイチの場所なのに、大当たり。やっぱりみんな現状に不満を持っていたんだ、新しいものに対するニーズはあるんだ、と。そう確信を持ったのが、独立のきっかけです」

現在、地方都市を中心に23の式場を運営するが、特筆すべきは、「結婚式場らしくない」新築物件とともに、ジェームス邸(神戸市)、旧桜宮公会堂(大阪市)といった歴史的建造物を、ウエディング会場にリノベーションして活用していることだ。
「古い建物って、何かしら素晴らしいところがあるから、残っているんですよね。当時だからできた豪華さとか、時代を経た風合いだとか。そんなところで一生に一度の晴れの日を迎えられたらいいな、と誰でもが思うのではないでしょうか。披露宴を行った建物が、ずっと文化財として残っていくというのも、大きな魅力です」

とはいえ、もともと結婚式場向けにつくられたものではないだけに、リノベーションには困難も伴う。
「なにせ古い建築物ですから、細かいところも含めた補修には気を使います。柱の数が多くて、どこからでも新郎新婦の姿が見える、披露宴会場にふさわしい空間がなかなか確保できないのも、悩みの種。そんな場合は、敷地内に新たに会場をつくって元の建物とジョイントしたり、といった工夫をします」

斬新とコンサバその見極めが鍵

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PROFILE

浅田 剛治

浅田 剛治

1969年、大阪府生まれ。

慶應義塾大学商学部卒業後、リクルート入社。

2000年、ノバレーゼの前身となるワーカホリックを起業。

ドレスショップと婚礼プロデュースから事業をスタート。

03年、名古屋市郊外にオープンした「アマンダンテラス」が大ブレイク。

06年、東証マザーズに新規上場。10年、東証一部に市場変更。

株式会社ノバレーゼ

代表者/代表取締役社長 浅田剛治
本社所在地/東京都中央区銀座1-8-14 銀座YOMIKOビル4階
設立/2000年11月1日
資本金/6億800万円
従業員数/1572人(連結・2014月6月末現在)
事業内容/ブライダル事業(婚礼プロデュース部門・婚礼衣裳部門・レストラン部門)、レストラン特化型事業

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